こんにちは、ひおりです。
みなさま、寒い毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
私の周りではまた、コロナウイルスの感染者・濃厚接触者が増えてきました。
しばらくコロナの話は遠のいていたのですが・・。
感染しないよう気をつけないといけないですね。
かくいう私も実は、去年の8月にコロナに感染しました。
突然の発熱からの孤独な療養生活。
経験した人ならわかると思いますが、めちゃくちゃ辛いです。
今回は、自戒もこめてコロナに感染した時のことをお話(記録に残)したいと思います。
発症当日
とある8月上旬、朝出かける準備の途中で
なんだか体が重いのを感じました。
熱っぽさは感じなかったのですが念のため体温を計ってみると
いつもより高い、[36.6°]の表示。
あれ、いつもより高いと思いそのままもう一回計ってみると
[37.7°]
え!!上がってる!
・・・
「あ・・!こ・・これはまさか・・(;´Д`)!?」
嫌な予感がしました。
少々パニックになりながらも9時を待って、かかりつけ医に電話。
発熱外来は16時~と言われる。
(※病院に連絡をすると、
現在の症状やコロナワクチン接種の有無、最後に打った時期はいつか、本人の連絡先、
車で来院する場合は 車種・車の色・ナンバーなども聞かれるので、すぐに答えられるようにしておくと◎)
16時診療開始やと・・。
今まだ9時なのに、診療前に急変したらどうしよう!!と不安を抱きつつ 3度目の検温。
[38.2°]。
「あぁーもうだめだこれ。感染しとるわー!」とベッドに倒れこみました。
診療開始
長い待機時間が終わり、夕方やっと病院へ。
着きました、と病院に電話をかけると
完全防御服を着た看護師さんがやってきて、
「これ、抗原検査キットです。中にやり方が書いてあるので読んで検査してください。後で電話します」と言われる。
自分で検査するんだ。
熱が8度超えててぼんやりしてるので、説明文読むのがきつかった。
物凄く時間をかけて検査終了。
結果は
「陽性」。
もう、そうだろうなと思っていながら改めてショックを受ける。
先生から療養期間中の過ごし方など色々説明されるもほとんど頭に入ってこず。
ただ、家族と一緒の風呂とトイレは使わないよう言われた時に
「先生・・うちお風呂もトイレも1個しかないんですけど・・どうしたらいいですか・・」と真面目に質問したことだけは覚えてます”(-“”-)”
(ほかの家族と会わないようにしたうえで、一番最後に入ればいいとのことです。まぁ・・そうよね・・。)
療養期間の過ごし方などについての資料をもらって帰宅しました。
家に帰っても
・どこで感染したのか?
・家族や職場の人みんなに感染(うつ)してしまったんじゃないか?
・それより、私生きていられるのか?
主にこれらが頭の中を支配していて、
とんでもない恐怖でいっぱいになりました。
そしてここから10日間の隔離生活が開始されました。
療養生活1日目~5日目
・療養1日目
熱(7度台後半)。ロキソニンで鎮静。
厚生労働省からのメールが届き、体調管理システム「MY-HER-SIS(マイハーシス)」に登録。
登録するにも文章が多く書かれていて読むのがつらい。でも登録しないといけないようなのでほとんど読まずに登録する。
ただただ眠る。
・療養2日目
熱(7度台後半)。ロキソニンで鎮静。咳が出始める。腹痛(生理キタ)。味覚・嗅覚がおかしくなる。
家族が用意してくれた料理が、異臭を放っている。食べ物のにおいではなく、食べることを躊躇する。
「これ、賞味期限大丈夫なもの?」と母に電話して不審がられる。調理されていないもの(バナナとか)は微かに味がわかる程度。チーズも味がわからず、消しゴム食べてる感じだった。ご飯の時間が苦痛になる。
・療養3日目
咳・下痢。味覚・嗅覚が少し戻ってくる。熱なし。
起きてる間も横になり雑誌読んだりする程度。ほとんど眠ってる。
・療養4日目
熱(7度台前半)・咳・精神不良。
熱が下がってきたところで、思考に余裕が出てくる。
しかしその思考は良い方向のものではなく、気分が落ちていく。
病院の先生からもらった案内の紙に載っていた【自宅療養者専用相談窓口】に電話し、話をきいてもらう。
外出したくてしょうがない。家にこもっているのが苦痛。心の底からモヤモヤするものを感じる。
・療養5日目
咳・下痢。夜のみ37.1度に上がる。
回復してきたので動画サイトで映画版「謎解きはディナーの後で」を観る。
【迷宮ラブソング】が応援ソングになる。
療養生活6日目~療養解除
・療養6日目
微熱・咳・下痢・精神不良。
「結婚できない男」を見始める。
・療養7日目
咳・下痢。
注文していたパルスオキシメーターが届く。
友人と電話。
最近連絡していない友人たちにラインをしまくる。
・療養8日目
咳・微熱。精神不良。
自宅療養者用相談窓口に電話。(2度目)
保健所に電話。
恐怖心が増してくる。自分や家族がこの世から消えることを想像してしまう。コロナ感染者数や死者の人数を追ってしまう。
・療養9日目
咳のみ。
・療養10日目
咳のみ。
復帰翌日より仕事の予定。まったく咳が止まらず、念のため出勤していいかを保健所に確認。
「咳はどうしても残っちゃうからね。10日たってれば、感染力もないので出勤してOK。療養生活お疲れさまでした」と労ってもらう。
やったー!明日から外出ができる! 空気を思い切り吸える! 日に当たれる!と解放感でいっぱいになる。
家族や友人に「明日から社会復帰じゃー!ありがとう!」と感謝ラインを送りまくる。
いろいろな人に助けられた10日間でした。
後遺症
精神、病みました。
これで今まで通りの生活に戻れるー!と思っていましたが、
療養解除後から
どこもかしこもウイルスだらけに感じる、頻繁に石鹼で手を洗う、手袋をしてでないと食材が触れない、料理が作れない。コロナウイルスが体に入ったことで「死」を身近に感じ、今日で人生終わりかもと考える、外に出ればまた感染するかもしれない・家族も感染するかもしれないと考える、バスに10分以上のれない 咳をする人に過敏に反応する・・etc
日常生活に支障をきたすようになりました。
とにかく暗い気持ちになり、生きていくこと自体が怖くなりました。
でも、仕事に復帰して、出先で人と話し買い物に出かけたり・・と繰り返していくうちにだんだんと恐怖が薄れていき
今は深刻に考えなくなりました。
コロナ療養解除から1か月くらいはこの状態でしたね・・。
体の不調だけでなく、「コロナうつ」っていうのも後遺症の一つのようですね。
まぁ10日間外出禁止で、ひとりぼっちで食事して寝る生活をすれば誰でも不調になる気がする・・。(以前は14日間の隔離生活だったんですよね・・。今よりコロナに対する知識も理解も広まってなかったから余計つらかっただろうなぁ)
さらに部屋を出るときはまずラインして既読を確認してから、マスク・手袋着用、使ったところを除菌シートで拭いてまわる、っていうのをやっていたから 「自分は病原菌」みたいな考えになっても変ではないですね。
今思えば。
あと後遺症ではないけど体重2キロ落ちました。 10日で2キロ・・。
職場復帰したときに「アンタまた小さくなったわねぇ!」って言われました。
療養中、とにかく気をつけたこと
同居する家族に絶対にうつしたくないという一心で
・部屋から出るときは必ず家族に連絡
・部屋を出るときは手袋、マスクを着用。必要な個所以外触らない。
・トイレ、風呂以外の時は部屋から出ない
・風呂は全員が入ってから入る
・トイレは、蓋をしめてから流す(菌やウイルスの飛散を防ぐため)
・便座を除菌シートで拭く
・部屋の小窓を開け、扇風機も使用し常時換気をする。
これらを徹底しました。
結局家族、職場の人に感染してませんでした。
ほんとーに良かったです。。
用意しておくといいもの
水分(水・スポーツドリンク)・体温計・薬・保冷剤・ゼリー・フルーツ
マスク・手袋・アルコール(手用)・除菌シート・使い捨ての箸、皿、コップ・ゴミ袋
です!
防災用品の中から引っ張り出してきたものも多々。ここで役に立つとは・・。
あと、【Base bread】という栄養バランスの摂れるパンをたまたま通販で注文していたのですが、
これ助かりました・・。食欲がなくても少量で栄養とれるというのが安心できました。おすすめです。
今はコンビニでも販売されているようですね!セブンイレブンでみかけました。
療養中、やってはいけないこと
ネットでコロナ関係の報道やネガティブ情報をみること
コロナ関連のニュースを流し読みして「急変」という文字に激しく動揺してました。
療養期間中に世間はお盆休みに入ったため、かかりつけ医も休みっていうのが本当に心細かったです。
お盆期間中に 私 が 急 変 ・・!みたいな想像をしてクラクラしてました。
弱っているときは特に、余計な情報はいれないこと!!!
携帯は連絡を取るくらいでやめたほうがいいです!!
パルスオキシメーターの多用
これ、MY-HER-SISに「酸素濃度」っていう入力項目があって、測っといたほうがいいかな?と貸与してもらいましたが
酸素濃度が低くなった!とか、脈拍が早すぎる!とか数値をいちいち気にすることとなり、疲れました。
びびりすぎて一度、看護師さんに健康相談できる窓口に連絡しちゃいました・・。
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<以下電話内容>
私「けっ・・血中酸素濃度が低いです!」
看護師さん「いま何%ですか?」
私「93です。91で救急車?」
看護師さん「他の指で測っても同じ数値ですか? あと、ちゃんと息してくださいねー。止めるとどんどん下がりますよー」
私「はっ・・。 ・・・。 96に上がりました」
看護師さん「指先が冷えていたりすると正しい数値がでないんです。また何かあったら連絡してくださいね」
私「はい・・ありがとうございました」
ガチャ。
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もうねー。
【血中酸素濃度93%/脈拍130】という数値がドーンとでて
「わぁーっヤバイこれー!急変だー!」て一人でパニックになってました。
(※血中酸素濃度は96%-99%が正常範囲とのこと)
電話出てくれた看護師さん
ハキハキした話し方ですごい頼もしかった・・。
・・・
もうすっごい恥ずかしいわー!!!
最後に
いかがでしたでしょうか・・。
コロナに感染した人でないとわからない「孤独と恐怖」。
熱が何日も引かない不安、落ちていくメンタルといろいろ大変でした。
外へ出て空気を吸うこと、好きなものを食べれること 家族と話せること 仕事へいって稼ぐこと ・・こういった日常が改めて幸せなことだと感じましたが
もう二度とコロナ含め病気にかかりたくないし、家族にもかかってほしくないと思いました。
コロナなどの感染症に関しては
「マスク着用・手洗い・こまめな換気」でリスクを減らせるのは間違いないので、これからも引き続き行っていきます。
今回完全に油断してしまいました。。
多分あれです・・。こまめな換気がされてないところに長く身を置いてしまいました。
心当たりがあるとすれば、それです・・。
(わからないんですけどね・・。)はぁ。痛い目をみました。。
ブログに記載したことで、また危機感がわいてきました。
もうかからないぞーーーーー!!
みなさまも、どうかお気をつけて・・!